密恋(ミツコイ)「イケメンIT社長と、エレベーターの密室で恋をして」
第4章 「交差する、閉ざされた想い」
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頭の中を何一つ整理できないまま、数日が過ぎた。
春樹にも、もう一回ちゃんと連絡をしなきゃいけないのに……。
いつもこうやってやらなきゃいけないことから逃げていたって、なんの解決にもならないのに……。
なのに、私はいつだって現実逃避ばっかりで……いつかどうにかなればいいだなんて、そればっかで……。
いつまでもこんなんじゃダメだよね……と、会社帰りに、これから春樹のところに行ってみようと思い立った。
彼のマンションに行くには、自宅に帰るのとは違う電車に乗り換えないといけなくて、ホームの反対側に行こうとして、
駅の売店に並んでいたスポーツ紙の見出しが、ふと目についた──。
『鷹騰社長、美人秘書と婚約か?!』
(婚約って……あの、桐島 絵梨華さんと……?)
嘘……と思いながら、新聞を買って読んでみると、そこには……、
「以前から取り沙汰されていた美人秘書との交際に、いよいよ鷹騰社長も本気で婚約を考えているらしい」
なんていうことが、まことしやかに書かれていた。