YOU&YOU

「まだまだだな」

勇太はニヤニヤしながら私に言う。

「は?ならやってみなさいよ」

勇太が大きく息を吸う。
その隙を見て私は掃除していた所定の位置に走って戻る。

「安仁屋ーーーーー!!!好きだーーーーー!!!」

1人校庭の中心で勇太は安仁屋に愛を叫んだ。
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