拗らせDKの偏った溺愛


私たちは大急ぎで学校に向かいました。

幸いにも午前の競技が半分ほど終わったくらいに戻れたので、竜也くんは余裕で間に合いました。

ただ、体育祭に参加するために竜也くんが学校に来たとあって、生徒のみなさんの盛り上がりは半端ないです。

グラウンドに到着した瞬間に大勢に取り囲まれた竜也くんとは違って、私はその輪からあっという間に弾き出されてしまったくらいです。

とはいえ、私も実行委員として割り当てられていた仕事を放置してしまった形になっています。

急いで実行委員専用のテントに戻ってお詫びと挽回のためのお手伝いをしなくては!



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