もう一度出会えたら
「うん…。あの日の彼が涼くんだったんだよね。沙羅にあの夜は涼くんが私を送って行ってくれたって聞いて……それであの時の彼は涼くんだったんだって確信したの。でも記憶はやっぱりないままなんだけどね」
『…そっか』
「涼くんは怒ってないの?昔も今も酔っ払って迷惑ばかりかけた上に、忘れるなんて失礼きわまりない事してて自分でも呆れるんだけど……。それなのにそんなに優しくされると困るって言うか…どうやってお詫びしたらいいかと思って」
涼くんは少し考えながら
『うーん別に怒ってはいないです。ただ忘れられてたことに関しては悲しかったけど。僕こう見えて一度会った人には覚えてもらえる方だったので。まああの夜は、菜々さんかなり泥酔してたので覚えてなくて当然ですけどね』
と言って苦笑する彼。
「…本当にごめんなさい。沙羅にも言われたの。あの時の私は先輩しか見えてなかったって……」
『…あぁ、確かに有名でしたもんね』
「有名って…?』
『美男美女で仲も良いって事です。お二人はみんなの憧れでしたから』
当時を振り返るようにそう言った彼が、私を見る。そして
『それより菜々さんが、優しくされるのが困るって言うなら…やめてもいいですよ』
そう言いながら口角を上げてニコリと優しい笑顔を見せた。
『…そっか』
「涼くんは怒ってないの?昔も今も酔っ払って迷惑ばかりかけた上に、忘れるなんて失礼きわまりない事してて自分でも呆れるんだけど……。それなのにそんなに優しくされると困るって言うか…どうやってお詫びしたらいいかと思って」
涼くんは少し考えながら
『うーん別に怒ってはいないです。ただ忘れられてたことに関しては悲しかったけど。僕こう見えて一度会った人には覚えてもらえる方だったので。まああの夜は、菜々さんかなり泥酔してたので覚えてなくて当然ですけどね』
と言って苦笑する彼。
「…本当にごめんなさい。沙羅にも言われたの。あの時の私は先輩しか見えてなかったって……」
『…あぁ、確かに有名でしたもんね』
「有名って…?』
『美男美女で仲も良いって事です。お二人はみんなの憧れでしたから』
当時を振り返るようにそう言った彼が、私を見る。そして
『それより菜々さんが、優しくされるのが困るって言うなら…やめてもいいですよ』
そう言いながら口角を上げてニコリと優しい笑顔を見せた。