もう一度出会えたら
中学1年から高校卒業までの6年間を大阪で過ごした。
そして、東京の大学に通うために1人で上京してきたのだ。
大学の4年間は兄の大夢君と暮らしていた。それが条件だったから。
社会人になって晴れて念願の一人暮らしを始め今に至っている。
大夢君はアイスを食べ終えると、仕事に戻っていった。
蓮は大好きなアニメを見ている。
「れーん、お熱はかろうか」
『あーい』
小さな脇に体温計を挟む。
37.2
下がってる、良かったー。
食欲もあったし、顔色も良いしこのまま元気になってくれたらいいな。
時間を見るともう4時半になるところだった。
♪♪♪♪♪♪
波瑠ちゃんからの着信だった。
そして、東京の大学に通うために1人で上京してきたのだ。
大学の4年間は兄の大夢君と暮らしていた。それが条件だったから。
社会人になって晴れて念願の一人暮らしを始め今に至っている。
大夢君はアイスを食べ終えると、仕事に戻っていった。
蓮は大好きなアニメを見ている。
「れーん、お熱はかろうか」
『あーい』
小さな脇に体温計を挟む。
37.2
下がってる、良かったー。
食欲もあったし、顔色も良いしこのまま元気になってくれたらいいな。
時間を見るともう4時半になるところだった。
♪♪♪♪♪♪
波瑠ちゃんからの着信だった。