君は私の人生の、輝く太陽。




「おはよー」





「おはよう遥香」





お母さんとお父さんは声を揃えてそう言った。






ふと写真に目を向ければ、私の写真から涼香の写真に変わってることがわかる。





普通の人が見ても分からないだろうけれど。






「どうしたの?遥香」





お母さんが私のことを不思議そうに見ている。





なんで、なんて聞かなくてもわかるけど。






多分、私が涼香の写真を見てぼーっとしてたから。






「なんでもないよ〜」





お母さんは笑って、そう、と言った。






私は10時に直斗の家に行った。





昨日お母さん達に全てを話したことを、直斗とおばさん、おじさんに話した。





3人はすごく心配してくれて。





私は1人じゃなかったんだなと、改めて思った。





午後はおばあちゃんの家に行った。






おばあちゃんにも、お母さん達に本当のことを話したと言った。






おばあちゃんは、涙目になりながら私のことを抱きしめてくれて。





頑張ったね、と言ってくれた。





泣かないって決めてたのに、おばあちゃんに抱きしめられると、自然と涙が出てきて。





私はおばあちゃんに抱きしめられながら、小さな子供のように、大声で泣いた。






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