涙から好きへ
あー、もう、性格悪すぎ!わたし!!

最低すぎる!

「合コンか…。そっか、彼氏いんのか。でも、でもさ…」


困った顔をした高宮くんが見たかったわけじゃないのに。

すごく悪いことをしたような気分になる。


「チョコ、鈴野から貰いたいな…ダメ?」

「わ、わたしでよければ…」

もともと、あげるつもりだし。

これをきに告白もしよう。


振られて、きっぱり諦めよう。
仕方ないけど…辛いけど…。


「じゃあ、明日な!チョコ楽しみにしてるわ」

「う、うん。バイバイ。」

軽く手を振った。

こんな風に並んで帰るのも最後なんだね。

明日からは、別々なんだ。

わたしは、降られるから。
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