プラトニック罰

唇を外し、握り締める。

「先生、」

「ん?」

「わたしこれにキスする」

「それは今度にしよう。人が通ったら大変だ。無理は禁物」

そこでようやくゆいは寺井に絡めていた腕を外した。

さいわい、家の誰にも気付かれずに自分の部屋へ入る事が出来た。


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