[完結]甘やかし王子様が離してくれません。
勢いよくわたしがブランコから立ち上がると、ブランコの鎖が鳴いた。
それを気にせずわたしは先輩が座るブランコの前にしゃがみこみ、先輩の手を取った。
「かっこよかったですよ、誰よりも」
そう言うと、先輩は目を見開いた。
本当に、かっこよかったんです。
わたしの目から見たら、遠藤先輩が一番素敵でした。
キラキラしてました。
だからそんなに悲しい顔をしないで。
そんなに寂しそうな顔をしないで。