[完結]甘やかし王子様が離してくれません。



「……橘木?顔赤いけどどうした?」



携帯画面を見つめるわたしに、そう声をかけてきた四ノ宮君。

わたしはパッと携帯画面の明かりを落としてふるふると首を横に振る。



「なんでもないよ!!四ノ宮君、今日部活頑張ってね!!」



そう明るい声で言うと、四ノ宮君は首をかしげながらも「ありがと」と言って荷物を手に取り教室から出て行った。



顔、赤いのか……。
確かに暑い気がする。

パタパタと手で顔を仰いで熱を冷ます。



……明日も、先輩に会えたらいいな。

そんなことを思いながら。




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