黒猫の香音(後編)
様々な色をした人影が擬音と共に動きを止める。





『黒猫』の前でその姿が段々形になっていく。






_そしてようやくその引き戸が開かれた。











「…今度は間違いないやろな。」





姿を表した男達はニヤニヤ嗤う。





「ようこそ、『黒猫』へ。」





その台詞には割に合わない低い声と表情で香音は出迎えた。






本当の『修羅場』はこれから始まる_
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