【青・超短編】別れの曲
実家の妹に里親になってもらった。
縄張り争いの結果、竹三が喉を咬まれ墜落した為だ。私は泣いた。
私は私との愛の巣を倍以上も体格差のある梅作から、必死で守ろうとする竹三と一緒に居たかった。
スガシカオの宅録等も一緒に楽しんだ妹分の梅作と別れた。


寂しかった。

しかし、そうこうする内に私は昔感動したエリック·サティの「ジムノペティ」が聴きたくなり、IBMのパソコンに廉価版のピアノ曲のCDを買いエンドレスエンドで家族でピアノ曲を楽しんだ。一番はやはりサティだったのだが、ぎゃーつくショパンも好きなので「革命」「英雄」そして「別れの曲」だ。


私は人間だ。だが、竹三は桜文鳥だ。だから、私と彼は死別の宿命にあり、後追い自殺を考えない私は、残される事を自覚した。だから私は人間である罪の為に残されるという天罰を受けるのだと…


私は別れの後、破壊衝動を抑えられるのだろうか?部屋中が瓦礫になるのでは無いかと、己の狂乱する様を思うと、更に竹三が愛しくなった。


二つの時間を大切にする為、カラオケもだが、演技が好きだったSMAPの稲垣吾郎の観劇「七色インコ」を諦めた。まるで竹三がジェラシーで死にそうだと泣いてる様に見えたからだ。だから私はひそかに好きだった稲垣吾郎とサヨナラをした。


そのうち芋づる式に増えた大半メスばかりの文鳥ファミリーに愛娘のシナモン文鳥の茶々丸が居た。私が変態なのだ。色素の薄い文鳥が桜中雛文鳥を彷彿させ、カラー文鳥をコレクションする様になったのだ。本当はオス文鳥を数羽配置し、彼らが電力で狙い撃ちされるのを防ぐのが目的だったのだが、本末転倒しハーレムになってしまった。

愛娘茶々丸は狂い死にした朱ノ助と同じトリコモナス症だった。クウ動物病院を見舞い電話の為、獣医師におわれ、行くあても無い私を誘うかの様に現れたのが少林寺に構える中津賞獣医学博士チームだった。茶々丸の為、全ての毛を剃った私達をあたたかく迎え入れてくれた中津院長は茶々丸は頭に原虫が寄生してる可能性があると指摘し、院長が腕をふるえる前に切開手術をしようと勧められた。だが私は怖かったので断り、与え続けてたラウディブッシュを与えゆっくりと籠から下ろし、ピャチャピチャゆんゆんの唄を歌いながらお風呂する毎日を大切にした。そして韓流ブームが到来しぺ·ヨジュンが大ブレイクした時、ゆんゆんの唄がヨン様を読んだのかと馬鹿な妄想をした。私は高河ゆん先生の名前を
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