黒猫系男子にご注意です


「近づいてんだから、当たり前。」



そして、わたしの唇に人差し指を当てた。



「その敬語、なしね?」


「敬語?」



「俺たち、同級生でしかも同じクラスなんだよ?
だから、敬語はなし!」



「は、はいっ...
じゃなくて、う、うんっ...!」



「合格。」



ふっと笑って、わたしの唇から手を離してくれた。




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