ハート泥棒

あの日、言えれなかった想いをアイツに伝えることができていたら


なんか…今、変わってたのかな?


『やっぱ来るわけないか…』


全然笑ってない顔でそう言いながら、約束していたモノと一緒に自分の気持ちを非常階段の隅に置き…中学を去った。



「あれから4年が経ったなんてな…」


「えっ?なにが」


「教えてやんねぇよ」



もう、あの場所にもどこにもない…置いてきた俺の気持ち。



どこに行ったんだろうな?

< 24 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop