白い狐は出会いの季節
[光side]







ようやく、僕らのアジトに着いたみたいだ。




「窓ガラスだけ変えればこの車、また使えるかな?」


「光さん、早く入らないと総長さん達がうるさいですよ。」


「わかってるってば。...全く、真唯も立派に自立しちゃってさ。」



そう、ここは僕らのアジト。



真唯の学校ではほとんどの生徒は暴走族に入っているらしい。



真唯だってその一人だ。


え?意外だって?


ふふ、そうかもね。だって僕らを暴走族や不良グループなんて綺麗な言葉で表すにはとてもじゃないけど似合わないもんね。



そう、だって僕らは。



暴走族とも不良ともマフィアとも強盗団とも、正義の味方とも言えない



中途半端な存在だからね。




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