【短】クリスマスヒロインは女王様!?
クリスマスヒロインは女王様!?
「キャーーー!!キレーーーイ!!」


ドアを開けて中に入ると、目の前には大きな窓ガラス。


縦にも横にも大きな窓ガラスの外には、とても美しい夜景が広がっていた。


「気に入ったか?妙子《たえこ》。その様子だと、不服の様には見えないけど」


「うん、気に入った!こんなステキな所に連れて来てくれるだなんて、ありがとう霧摩《きりま》!!」


漆黒の空に浮かび上がる赤や青や白の様々な光で作られた、まるで宝石みたいな夜景から目が離せない。


それでも後ろに立っている彼氏の霧摩を振り返りお礼を言うと、彼は優しく笑ってくれた。
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