天空の覇者
そして帰国の日

見送りに来てくれたミハエルが

「ジョー…ホント二帰ッチャウノカ?アナタホドノパイロットガ新鋭機スラ用意シナイ国二帰ッテ一体何二未練ガアル?」

ミハエルは俺の滞在中もっとも俺の技術を盗む事に熱心で誰の目から見てもあきらかな成長を遂げたパイロットだった。

それゆえにパイロットに十分な支援体制を用意しない日本に不信感を持っていた。

「ハハハ…まぁ確かに日本って国のお偉いさんは自分の保身に忙しい腐った輩だ。だけどそれを差し引いても日本って国は美しい国さ。俺がガキの頃から慣れ親しんだ景色やバカやった俺を庇ってくれた数少ない大人もおる。それをひっくるめて守り抜く為に俺は帰らなきゃいけない」

ミハエルは、まだ納得していなさそうだった。
< 120 / 404 >

この作品をシェア

pagetop