天空の覇者
「柳瀬…お前…ホントにバロンでいいのか?」

前回の戦闘で俺のフォックスは手酷いダメージを負った。

その代わりって訳だが…

「ああ…出力が同程度なら軽い機体の方が扱い易い」

俺は欠点だらけで鈍重なスカイホェールに乗る気は、これっぽっちも無い。

「お前…千里とまだ仲直りしとらんとや?」

おやっさんの一言がグサリと突き刺さる。

千里の言う通りフォックスの修理を優先してたら…

「まぁアイツの意見通りフォックスの修理優先してもあんだけの新鋭機のスペアエンジンなんてどうにもならんやろ?ボチボチ出るからおやっさん…離れてくれ」

おやっさんが離れたのを確認して

「攻撃隊発進するっ!コントロール…発進許可を出せ」

基地を飛び立った俺達は一路豊後水道へ

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