天空の覇者
何の未練も無いのか?と聞かれたら…正直無いとハッキリ言える自信…今は無い。

誰からも理解されなかった俺にとって千里は、これ以上無い相手だ。

俺の事をいやってほど理解してくれる希少な女…

だけど俺は…

「有明と交わした約束は、ただの約束じゃねぇ…男の尊厳を賭けた約束なんだ。だからそれを破る訳には、いかねぇ…だから俺は…行くしか無いんだ」

「解ってる…アンタを止める事なんてあたしには出来ない。だからアンタを応援しようと思ってる。だから…生きて帰って来て。アンタの死亡通知なんか見たくないから」

それだけ聞けりゃ…

俺は千里に背を向け格納庫を後にした。
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