天空の覇者
ジョーが一回目の公判を終えてとりあえずの一時を過ごしている時…あたしとおやっさんは控え室で焦れていた。

言わずと知れたジョーの面会待ちなんだけど…前のヤツがやたらと長い。

「ちょっと〜いつまで待たす気ぃ?」

今まで当たり前に身体動かしまくってた身には、ボケ〜っと待ってるのは辛い。

「千里…落ち着け。弁護士接見ともなりゃ多少長くなっても仕方無い。」

そう言ってあたしを落ち着かせようとするおやっさんだが顔には不安の色が見え隠れしている…
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