天空の覇者
一気にスロットル全開で飛ばすが…

「急がなきゃな…アイツらだけじゃ荷が重い」

焦る俺の声は上ずる。

そんな俺の焦りなぞお構い無しに無線越しに大隈の声が届く

「しかし一次二次合わせて15機のスカイホェールでてこずってる怪獣に俺らの2機で何とかなるかね?」

「なんとかせんと怪獣が上陸したら地鶏もマンゴーも食えんごとなるぞ」

「基地のチキンカレーが値上がりせんとけばいいけど…」

この緊張感無い会話でも解るが俺達はナメきってた。

所詮はウスノロな怪獣

そして俺達以外のパイロットはカス揃い

役者が揃えばすぐに片付くと…

こうして俺達MK2の一番長い日が始まった。
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