校庭に置いてきたポニーテールの頃
「マナもどっちかっていったら、あっかに近いのかもしれないね。

何年か前にマナにも同じような経験はあったけどさ、結局こっちは好きだからどうしようもないんだよね。

なるようになるんじゃないの?そういうのって」


マナはからからと笑いながら、ぐびっとビールを煽った。


あれ?この話ってもう終わりなのかな?

大樹の話を軽い感じで流されてしまったのは初めてで、嫌なわけではないものの拍子が抜けてしまった。


「マナこそ彼氏はいないの?」

「全然だよ、だけどもう30になっちゃったからね。

子供産むなら急がなきゃって思うけど、やっぱり今のところは仕事が優先なのかな」

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