キンダーガーテン    ~温かい居場所に~
「冗談はこれくらいにして…。
一緒にいたいって言ってくれたこと、ホントに嬉しかった。
ワガママだとは、思ってないよ。
オレも、いつも思ってたから。」

「でも、今週は逢わないって…」

「それは、大人のやせ我慢。
オレのワガママで、唯ちゃんに無理をさせられないって考えて。
仕事も友達も、それぞれバランス良くって…。
ホントは仕事帰りに彩先生のところに寄らないで…
ドライブだって行きたいけど、唯ちゃんにとっては大切な友達だからね。」

先生は…やっぱり唯を一番に考えてくれてたんだ。

…なのに自分のことばっかり…。

「ごめんなさい。」

「どうして謝る?
オレは、唯ちゃんが教えてくれて…ホントに嬉しいんだよ。
ヘタレの背中を押してくれたんだから。
仕事と友達のことも考慮するけど、オレもワガママが言えるように
なったからね。二人の時間を楽しもう!」

それからは、唯の予定を聞いて先生がワガママを言ってくれるようになったの。

園の行事以外は、先生優先って…。

だから、デートのお休みはもうないの。

愛里ちゃんへのヤキモチは、まだ直らないけど…

ちょっとだけ…大人に近づけたかなぁ?
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