夢と現実の交差点
「現実で起きる…か、想定内すぎてインパクトないな」

 夢で寝た先は、現実の起床だった
AM.8:00 寝たのも遅いため、ゆっくりと寝続けていたようだ

 そういえば、倒れた原因を教えてもらっていない
 母親が夜みせた、儚げな表情も気がかりだ

 なんとなく、近くの台にあった自分のスマホを起動させる
 ロック画面になると、通知が溜まっていた
 梶やクラスメイトなどが俺を心配してくれたようだ
 「おっ」
 愛依からも[だいじょうぶ?]と来ていた
 とりあえず、[診断はまだ聞いてないけど、特に体の異変は感じないから大丈夫かな?]と送っておく

L○NEニュースで昨日の出来事を見ていると、部屋のドアがノックされ、
「どうぞ」と言うと、医師らしき男性が入ってくる
 軽い診察のあと、検査の結果を話すため、部屋を移動する
 
 部屋には、X線でとったであろう写真がならんでいる
 ここで俺は、信じがたい事実を知るとは思いもしてなかった

『明日斗君、君の病名は……………
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