別れるための28日の蜜日
あの日の疑問が解けた気がする。

御曹司に戻って専務様になった律人は海外やら令嬢やらが普通に登場する世界の住人になったんだ。

だから一緒にその世界に住む事が出来ない私とは先を見ることさえ出来なかったのかもしれない。

「でも、ちゃんと私の事を好きでいてくれたんだよね?」

答えてもらえない疑問を呟きながら歩いた。

暗くなり過ぎる考えにフタをして。

















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