Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
あこはその綺麗な宝石から目がはなせなくなった。
あまりにも綺麗すぎて、眩しい。

「いいのよ、あこちゃんが持ってて?
だって、あこちゃんがここに嫁いで来てくれたら嬉しいものっ♪」

『おばあちゃんっ…!!ありがとぅ…』
思いがけない最高のプレゼントに涙が込みあげてきた。

「グスっ…」

…!!
みんなの視線がある一人に向けられた。

「ヒロト…あんた…何であんたが泣いてんの?」
エリが冷めた目でヒロトを見ていた。

「ぅっ…だ、だって泣かせんじゃねぇかよっ!!
あ…あこちゃんっ、良かったなぁ!…グスっ」

ここはあこが泣いて感動!!…のハズだったのに。

みんなが一声に笑った。
「…ハハハハハハ!!」

「笑うんじゃねぇー!」
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