Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『エリっ!?』

もしかして…待っててくれたの?

「あこ!おはよっ☆
えへへ(笑)待ってた!!
今日から真面目な大学生になるんでしょ?
…しょーがないから、付き合ってやるかぁ!(笑)」
腰に手を当てて、偉そうに立っていた。

『(笑)偉そー!!
別に頼んでないですけどっ?』

ドアをパタン…と閉めてエリに近ずきながら、あこは軽く笑った。

そして、エリに腕を組んだ。

『大学、ちゃんと卒業しないと、あっちゃん、お嫁さんにしてくんないもーんっ(笑)』

エリの腕にしがみついてあこは赤くなった。

「へぇっ?…不純な動機っ!(笑)」

二人はじゃれ合って雪の中を大学まで歩いた。

久々の大学に着くと、仲良しグループが一勢にあことエリの登場にざわめく。

あことエリが大学に来るという事は、それくらい珍しい出来事だった。

「えっ!!あこー?」

「エリぃぃー?!」

あことエリの回りはひとだかりだ。
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