Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
何~!?

七五三~?

『ひっ…どーいっ!!最低…』

あ~ぁ…
今日の浴衣は、大人っぽさを狙ったのになぁ。

プイッっとそっぽを向いてみる。

あこがいじけていると、すぐ横から、エリの苛立った声が聞こえて来た。

「はぁっ?わたあめ、私にくれるんじゃないのっ?

ほら!見てみな!アツシくんはあこにあげてんじゃんっ!!」

「え~!だってアツシは甘いもん食わねぇもん!」

そこには、1つのわたあめを必死に奪い合う、エリとヒロトくん。

あらら☆
この2人って…仲良しなんだか、仲が悪いんだか…

2人がじゃれ合っているのを見ていると、自然と笑ってしまった。

「よし、あこ、今だ!行くぞ!!」

あこの耳元で、あっちゃんが小声で囁いた。

そうだ!!そうだった!!
エリとヒロトくんのじゃれ合いを、ほのぼのと眺めている場合じゃなかったんだった!

『うんっ、行こ!!』


「よし!」

ギュッ

あっちゃんは、あこの返事を合図に、あこの手を握って走り出した。

カラン…コロン!

「あっ!!あこ?アツシくんっ!

ねぇー、何処行くの~?」

わっ☆
下駄の音でエリに気付かれちゃった!

「「秘密~♪」」

あことあっちゃんは、2人で声を揃え、走り出した。

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