甘々なボスに、とろけそうです。



――前途多難だ。


ウィルくんには嫌われてしまうし、室井さんにはますます信頼されていない様子だし。

でも、ここで泣いて帰るなんてしたくない。まずは、今夜の食事会で、ことの真相を確かめよう。

私にだって、もうわかる。

どうやら私は、ただこのビルに、偶然兄の忘れ物を届けに来たわけじゃない……ということが。


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