太陽の笑顔
あれから数日が経った。

まだ祐次に返事出来ずにいた。



祐次専用の音楽が鳴る。


『もしもし?』


『もしもし?俺。』


『うん。』


『梨華が答え出すまで
ゆっくり待とうって
思ってたんだけど、
多分このままほっとくと
梨華一生答え出さん気がして』


『そんな…事…ないよ?』


図星だった。

あたしはきっと
答えを出すなんて
出来んかったの。


『梨華?』


『ん?』


『俺と付き合って』


『あの…えっと…』


『俺には梨華しかおらんの。』


『あたしは…』


『ダメならきっぱり断って』


『祐次…』


『ん?』


『あたしもずっとずっと
好きだったよ。』


『うん。』


『告白すごい嬉しい』


『うん。』


『あたしは祐次だけを
考えて5年間を過ごしてきたの。』


『うん。』


『会いたくて会いたくて…』


『うん。』


『あたしと付き合ってください』


『いいの?』


『あたしきっと祐次以上の人は
いないって思うから。』


『梨華?ありがとう。』


『こんなあたしだけど
ずっとずっと祐次の傍に
いさせてほしい。』


『ずっとずっと梨華を
守っていくから。』


『うん。ありがとう』




また祐次との日々が始まった。


もう二度と訪れる事は
ないと本気で思ってた。


でも祐次は、
昔と変わらない笑顔で
あたしを好きだと
言ってくれたの。


嬉しかった。


もう1度この恋に
かけてみようって
思ったんだ。
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