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月が満ちている夜に君は石崖から海を眺めていたね


その切なそうな横顔は今でも覚えている
その時はまだ君の事を知る前で
ただ…ただ…君の横顔だけが美しく月明かりが
照らしていた


光る涙を両手で拭いながら君は歌っていた
その歌に耳を傾けながら君の横顔を眺めていた
どこか遠くを見つめるように歌い続けていた


僕の目に映る君はとても切なくて
でも心に触れられたような気がしたんだ
何故かな…
まだ君と会話もしてないというのに感じたんだ


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