U. -R-







それからと言うもの君と僕はこの海で交わすようになった。月明かりがない時は星がとても美しく光で放っている、その夜空を見て君は宝石見たいね、と微笑んだ




どうしてそんなに悲しい笑みを浮かべるの?
と心の中で君に問いかけた、その時ふと
「笑顔って何の為にあるのかな…」
と君は悲しい笑みで僕を見た
僕は君の手をとって背中合わせで座った




涙の数さえ心が潤って行くなんて
「嘘」なのに「涙」が溢れていく
心がどんどん磨り減っているのも分からなくない、君の心と向き合っているから尚更奥の奥が僕には見えてしまうんだ





他の人には君の感情は見えていないのだろうと言うより見たくないから蓋をして攻撃をされていたんだろう
君は何度も感情を押し殺し何枚も何枚も壁を作っていって感情ってものを封印してしまったのだろう、だから笑い方さえもぎこちないのだ




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