BIRTH -S-





私の生活はいつもの生活だけど今は私一人じゃない、私のお腹の中には命が宿っているのです
最初の時は相手に憤りを感じ何にも考えられなくなり頭の中が真っ白になりました。




でも今の私はこの子が愛しく大事に大事に撫でながらのんびりと過ごしました。





そして病院通うのが小まめになり月日が経った夜中の三時頃でした。目が覚めて起き上がろうとした瞬間、何かが弾けた音がして数秒後、子宮から水が流れてくるのが分かりました。
そう、破水です。私は急いでマネージャー達を起こし病院に電話をかけて急いで向かいました






即座に分娩台に乗り看護婦と医師が内診を始めて見たらまだ子宮口が開いてないけど破水が始まったからこのまま入院をして点滴しましょうとの事でした。そしてそのまま病室に入りそのまま眠ってしまいました。





二日目の午後三時頃私はだんだんと陣痛が始まったのです。その陣痛の痛みは強くなる一方で耐えるに耐えられない程、私はクッションを揉みくしゃにして深呼吸したり、自分の髪の毛を両手で引っ張ったり、何をしても痛みには耐えられずただただ叫ぶだけでした











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