雪の華~茉叶の恋~
人間不振

友だちだって本音はどうなの?


とか…くだらない心配までしなきゃいけなくなってた。


6人グループだったのに…今では私は別のグループ…


それでいい。


今の方が平和だし…


私は純粋に恋をしただけ。


それの何がいけなかったの?


悪い事なんてしてないじゃん…


人の目が気になる…



だけど…逃げないよ…私。


後悔なんてしない。


自分のした事だから…



こんな生活から抜け出したい。


私は無理に平気なフリして…


楽しく過ごしたよ。


中学生時代を…



高校生になったって変わらないんだろうね…


-チャライ-


どこにいても私は私だし…



ルイ…やっと思える…


最低な男だったって。


逆に…最高の男だったけど。



大人になったルイから言われたんだ。


-お前の気持ち…無視してごめん-


最後まで嫌な男でいてほしかった。


かっこよくなってるし…腹立つ。


だけどね…


-好きだったのは嘘じゃない-


嘘だっていい…


満たされちゃうから…


私を少しでも思ってくれていたなら…


それでいい。



子供の私が少し背伸びしただけ…


だから…恨んでない。


ルイに…さよならが言えた。



だから…私は次にいけるから…


ルイはいつまでも…かっこよくいて…



自由で…

勝手で…

おしゃれで…

笑うとかわいい…


だけど…変な優しさはいらないよ。



最後に頭とかなでないでよ…


-バーカ-


って言いたかったのにね。



それが言えない私の変わりに


「バーカ」って言ってくれた。


タイガ…


どんな気持ちで言ってくれたの?


タイガ…ありがとう。



タイガの一言で簡単に気持ちが救われた。


見てないフリして…いつも見てるじゃん…


バーカ…
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