愛‥とは?夫婦‥とは?

その後


葵は、次に目を覚ました時も
大空は居てくれて
びっくりしたが嬉しかった。

手術は、上手く行ったが
中々、元気にならずに
入院を続けていた。

大空は、葵の荷物を取りに
帰ったりはするが
ポストを見ることはなかった。

ただ、葵が倒れて二週間過ぎた時に
ふと、ポストが気になり
ポストを開けると
大量の郵便物。

その中に
綺麗な封筒が·····
あけてみると


・・・‥‥‥‥綾‥‥‥華・・

すぐに大賀に連絡した。
大賀は、病院に訊ねてくれたが
綾華は、大学病院を辞めていた。

「行き先等は、個人情報ですので。」
と、言われた。

大賀は
山内にも連絡したが
山内からは、聞き出すことは
できなかった。

「佐木山、お前
いったい、何してたんだ?
お前のリサイタルがあってから。」
と、言われて
俺は、葵が倒れた事を話した。

大賀は、
「そうか、それなら仕方ない。」
と、言ってくれつつも
「お前と綾華は、
やはり結ばれない運命なんだよ。」
と、言った。

綾華·····どんな気持ちで
    姿をけしたんだ····· 


大賀の言葉が
  頭の中でクルクルと
         回っていた。
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