初めての甘い恋人
「え……?スポンサーと食事??社長、いつもなら断ってくれるのにな…。何で今回は……アリアが拾ったものって、お礼するほど大事なものだったのかな…。」

「え?なんか、バッチみたいな社章みたいなやつだったよ!?そんな大層なものには見えなかったけど…。」

「アリアの事、先方は知ってるんだろ?」

「うん…。そうみたい…。」

「じゃぁ、それは口実かもしれないな……」

「いろいろ考えても、行く事になちゃったし…。カイルっ!どうしよう!!」

「俺も行くから、心配すんな!!」


あーー…。カイル…。優しい。私たちって相当なシスコン、ブラコンだな…。カイルが居てくれてよかったぁー。




それから撮影は順調に終え、私たちは事務所に帰ってきた。


「お疲れ様です!!今、戻りました!!」

社長が待ち構えていた…。

「アリアちゃん、お疲れ様~!あっ!カイルも!?」

「社長…!どういうことですか!!?」


あー…。カイルが怒ってる…。


「いやいや……今回はさすがに断れなくってさぁ~!……あははっ」


うわー…。社長、笑って誤魔化してる…。
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