独り占めしてもいいですか…？【完】

〉〉FOUR

最強

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千景と気まずい関係になってから一週間ほどが経過した。





ゆっくりと帰り支度をしていると、はるちゃんがやってきた。





「美生…大丈夫？」


「うん、私なら大丈夫だよ。心配かけてごめんね」





はるちゃんは毎日私のことを心配してくれていた。





何度も私に励ましの言葉や慰めの言葉をくれた。





「でも美生…最近顔色悪いよ？」





そう言ってはるちゃんは、眉を八の字にさせていた。





そういえば最近、あんまり眠れてないかも…


はるちゃんは何でも気がついてすごいなぁ。





「そっ、そんなことないよ！顔色悪いのはきっと元からだよ」





はるちゃんを心配させないようにと無理に笑ってみせた。





こんなにもはるちゃんに心配かけて…だめだなぁ、私。





「あのさ、美生…本当は言うつもりなかったんだけど」


「…？」





はるちゃんは突然真剣な面持ちで口を開いた。