最後にあなたの唇を
「…っ、ごめん」
そんな私に返ってきた言葉は、たったの3文字。
何が?
何が『ごめん』なの?
「……違う」
私が欲しいのは、そんな言葉じゃない。
たった一言、『好き』って言って欲しいだけ。
あのキスの弁解をして欲しいだけなのに。
ねぇ、安心させてよ、修斗。
私が彼女なんだって、安心させて…。
「ごめん、沙優。本当にごめ…──「謝らないでよっ!」
何度も謝ろうとする修斗に、私はついに叫んでしまった。