最後にあなたの唇を
「よし!作りますか」
今日もきっと帰ってくるのは遅いだろうけど、どうしても修斗が好きな物を作りたかった。
今日は、朝決めた通りに肉じゃがを。
「……って、じゃがないじゃん。肉じゃがなのに」
冷蔵庫を見てがっくり。
けど、どうしても肉じゃがを作りたい私は仕方なくスーパーに行くことにした。
───この時、別の料理にすればよかった。
そしたら、あんなことにはならなかったのに。
そんなことを考えすらしなかった私は、呑気に修斗のためにとスーパーへ買い物に向かったんだ。