拝啓、近づきたくないキミへ

『あれ?…あの女の子…』


ここは、夢か現実はわからない。

どうしてか目の前には向日葵畑あって、そこには女の子がいた。

空からは粉雪や桜色をした花弁がヒラヒラと落ちている。


私は、ゆるふわのポニーテールで高校のブレザーの制服で女の子は黒髪ボブカットで白いワンピースを着ていた。


その姿は、まるで幼少時代の私を見ているようだった。

これはドッペルゲンガー??


話しかけようか迷っていると考えていると私の心を読み取ったのか

女の子はニコッと天使のように微笑みながら私に答えた。


『此処は夢の中だよ、ツキ菜…』

『っえ?』


どうして私の名前を知っているの?


避けては通れない一本道にいる感覚に襲われている私は動けなかった。


女の子はクスクスと笑い私に言った。


『命は大切にしなきゃだよ?
このままだと彼一人が絵空の虹を超えるんじゃないかな?』


私が手を伸ばそうとしたけど、先に


女の子は消えた…
【ルミナ】という名前を残して…


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