クリスタルハート
第6章:それぞれの想い
あれから席替えをして嵐と離れてしまった。


今では全く話さないし、メールも来なくなった。


やっぱりアイツも私の傍から離れるんだ…。


「ねえ、アンタ達何かあったの?」


私の前に現れたのは間麻衣だ。
正直かなりビックリした。
そんな気持ちに気付いたのか、かなり焦っている。


「あ…えっと……別に何か企んでる訳じゃねぇよ。」
「ただ、お前ら最近変だから。」


私は微笑んで「ありがとう。何でもないよ。」と言った。


ウソだけど、今はこうしか言えない。


人と繋がりたくないから……。

< 98 / 155 >

この作品をシェア

pagetop