うしろのあいつ
初めて一緒に歩く道は、なんだか知らない場所のように感じた。
放課後に街へ出てくることはユカと何度かあった。
でも今隣にいるのは華奢で小さなユカじゃない。
いつも後ろの席からちょっかいを出してくる
私の好きな人だ。
並んで歩くことで、思ってたよりコウキと身長差があったことに気づく。
自分は小さい方ではないのに、頭1つ分は軽く越えてる。
時々とんっ、と腕が当たるたびに顔が熱くなる。
小学校の時のトラウマ以来、恋愛を避けてきただけあって、自分の恋愛偏差値はかなり低いのを身をもって知った。