世界にひとつのどこにもない物語
カウンターに戻ると、
「いやー、今回もお手柄だったねー!」

まやの姿を見つけた真壁が嬉しそうに声をかけてきた。

「ホントですよ!

今月で3回目じゃないですか!?」

同じく声をかけてきたのは後輩の倉坂だった。

(3回目…)

彼女の口から出てきたその数字に、そう言えば…とまやは思った。

(あの訳わからん夢を見たその日は、必ずこんな騒動に巻き込まれとるような…。

何の因果関係があるんやろうか…?)

そう考えたまやだったが、
「まあ、これからもよろしく頼むよ。

天都くんのおかげで、うちの銀行の評判は上昇だよ」

真壁がポンとまやの肩をたたいてきた。
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