人間刈り
「はぁ。」

結局、あたしは拓君の宿題が終わらなくて、1人で帰った。

「ただいま。」

「おかえんなさい。美華。」

狭いボロボロのアパートで、お母さんの声がする。

そう。
分かった?
あたし、母子家庭なの。

お金、ないの。
クラス1、お金がないのはこのあたし。
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