ブスも歩けばイケメンに当たる⁉
3.ブスのウソは
…結局、きよちゃんには用事が終わりそうにないと嘘をつき、会うことを止めた。
榊さんのいなくなった部屋は妙に広く感じてしまう。
自分の蒔いた種は、自分で刈らねばならない。
が。
ありもしない事を認めてしまってはどうしようもない。きよちゃんには言えるわけないし。
榊さんと私に面識がない事になってるから。
…えーい、考えていても仕方がない。
私は気を取り直して、身支度をすると、病院に向かった。
その日のうちに、シーネは外れ、普通の生活に戻れることになった。
これでもう何もかも、榊さんとは、繋がりがなくなった。
病院をでると、帰宅した。
せっかくの休みなのに、何にもしたくない。
ソファーの上で、ゴロゴロする。
ブランケットを抱き締めてみると、動きが止まった。
「…榊さんの匂いがする」
榊さんの香水の匂い。
優しくて甘い…落ち着く…
「…バカだなぁ…私」
ぐす…ぐす…
泣いても仕方ないのに、また泣けてきて、ブランケットをぎゅっと抱き締めた。
…泣きつかれて、ソファーの上で眠ってしまっていた。
…目が覚めると、午後3時。
「…うーん、あ、そうだ」
…気分転換におやつでも作るか。
突然思い立ち、クッキーを作り始める。
何かあれば、いつもこうやって、おやつを作ると、何も考えずにすむから。
榊さんのいなくなった部屋は妙に広く感じてしまう。
自分の蒔いた種は、自分で刈らねばならない。
が。
ありもしない事を認めてしまってはどうしようもない。きよちゃんには言えるわけないし。
榊さんと私に面識がない事になってるから。
…えーい、考えていても仕方がない。
私は気を取り直して、身支度をすると、病院に向かった。
その日のうちに、シーネは外れ、普通の生活に戻れることになった。
これでもう何もかも、榊さんとは、繋がりがなくなった。
病院をでると、帰宅した。
せっかくの休みなのに、何にもしたくない。
ソファーの上で、ゴロゴロする。
ブランケットを抱き締めてみると、動きが止まった。
「…榊さんの匂いがする」
榊さんの香水の匂い。
優しくて甘い…落ち着く…
「…バカだなぁ…私」
ぐす…ぐす…
泣いても仕方ないのに、また泣けてきて、ブランケットをぎゅっと抱き締めた。
…泣きつかれて、ソファーの上で眠ってしまっていた。
…目が覚めると、午後3時。
「…うーん、あ、そうだ」
…気分転換におやつでも作るか。
突然思い立ち、クッキーを作り始める。
何かあれば、いつもこうやって、おやつを作ると、何も考えずにすむから。