偶然は運命的で必然的だった
第一章はじまり
きっとキミは俺のことを忘れてるけど
また俺はあなたに逢いたくってもう1度と願った。


偶然運がよくって


「日向夏目先輩」


キョトンとした顔で逢いたかったキミが俺の名前を呼んで
運命だと思った


探していたキミにまた会えた。


そして…



「夏…」


「芹花」


苦しそうな顔をしてまたキミはあの日のようなくしゃくしゃに崩れた顔で
俺の名前を呼んだ



でもね、芹花
俺たちがまた逢えたのは「奇跡」なんかじゃなくって



神様が決めた必然的な出会いだったからだよ。
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