私の彼氏は超肉食系
イケメンダメ男たち

最悪の出会い

彼との出会いは最悪だった。

出会いは私が働いていた喫茶店の常連客だった彼。

甘いマスクのイケメンで日替わりどころか朝・昼・晩で連れて来る女性が変わる。

そんな彼だから、一方的に振られる場面に何度も遭遇する。

彼の頬についた手形が消える夜には別の女性と現れる。

二股、三股なんて生易しいものじゃなく、並行して付き合っている女性が幾人もいる。

普通なら営業妨害もいいところ。

でも彼の母親がこの喫茶店の出資者のひとりらしい。

いつも店長に頭を下げていくだけだった。

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