私の彼氏は超肉食系
「それで俺にどうしろと。」

私は喫茶店のカウンターに座り、和重さんに愚痴を言う。

こんな話、誰にもできない。

「聞いてくれるだけでいいんです。どうにも出来ない問題になってしまっているのは分かっているから・・・。」

もちろん、医者になる夢は捨てていない。

皆さんに学業優先なことは伝えてあるし、無理強いしてくるわけでも無い。

唯一、芸能事務所の社長が不安だが・・・。

「できないことはないぞ。お前が誰かとスキャンダルになればいいだけだ。不倫関係をスクープされれば完璧だ。」

昔は映画の宣伝に主演女優の不倫スキャンダルを利用してヒットさせた例もあったが、今はご法度だ。

徹底的にその女優は潰されることになる。

「そうね。第1作目の映画が撮り終わったころに頑張ってみるわ。貴方はそれまでに結婚しておいてね。」

「おいおい。俺かよ。俺を巻き込むなって。」

「冗談よ。」
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