イジワルな彼と夢みたいな恋を?
親友の絵里に私、大田美晴(おおた みはる)。その他の女子も同じ部活をしてた子だったり、中三の時に同じクラスだったりした子。


「美晴は今何してんの?」

「私?働いてるよ」


勿論、独身だよ…と付け加える。


「何の仕事?」

「住んでる場所は?」


「あんた達って、探偵?」


キャハハハ!と笑いながら、地方の都心で営業をしてる…と答えた。


「驚くことなかれ、諸君!美晴は何とオフィスで副主任をしてるんだヨ!」


暴露する絵里にやめて〜!と声を発する。
飲んでるからって余計なことは言わんで宜しい!


「副主任!?スゴいじゃん!」

「スゴくないよ。もうメッチャ大変なの!」

「給料高い?」

「もっ…のスゴ〜〜く安っ!!」


「安っ」の部分を強調すると「残念!」「奢ってもらおうかと思ってたのに〜!」という声が返る。


それぞれに今の自分を物語り、それから未婚女子ばかりが集まって輪になった。



「どうやったら恋人ってできると思う?」

1人の発言から「うーーん」と皆が悩みだす。


「理想の男性っている?」


「勿論!ハイスペックな男がいい!」

「一流大卒で有名企業勤務、経済力も包容力もある人!」


「そんな人、何処にいるのよ〜〜!」


雲を掴むような話をグダグダしてたら、男性陣が割り込んできた。


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