アラサーの恋愛事情。
「先輩、終電なくなりますよ?」

「だいじょーぶっ!蓮くんと帰るから!」

ねぇ? なんて顔を見合わせながら。

2人の世界に入ってしまっているのが見てよくわかる。

ごちそうさまです。

私は先にお暇させていただきます、ね?なんて考えていた矢先。

「お前はどうすんの?」

急に後ろから声がしたかと思えば、顔色一つ変えない彼が立っていた。
< 25 / 157 >

この作品をシェア

pagetop